カテゴリ
全体 この展覧会について インタビュー対談:山崎×新谷 イベント一覧 !ご注意! オープニングパーティ 地図 3/15 長沢哲×山崎阿弥(orbit) 3/18 野沢英代×山崎阿弥 3/19 編み物オーケストラ 3/20 千葉広樹×山崎阿弥 3/23 小島ゆかり×山崎阿弥 出演者一覧 未分類 以前の記事
フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2008年 03月 01日
作品制作中のある日、新谷純弥さんとliliちゃんがギャラリーにやってきました。そのときの様子をliliちゃんが録音・撮影し、まとめてくれました。分割して掲載します。(新谷=J、山崎=A、写真・構成=lili)※新谷さんとliliちゃんのプロフィールは最後のパートの最下部にあります。
内と外 J:制作も佳境なようですが、内側は飛びそう? A:うーん、実は作って、人と話しているうちに、そもそもの考えが変わってきた。 J:いつもどおりだね。 A:ね。人によっては意志が弱いとか、コンセプトが明確でない、強くない、と怒られます。でも、芯はあるんだよ。だから変わるっていうか・・・。でも変わるって言うか・・・。 J:それが“生きてるってことやん”“運動してるってことやん”“生きてるって動いてることやん”と、前回お会いしたときに言ってましたね、伊予弁で(笑)。常に揺れているのが、君にとっての正常なんでしょ? A:はい。どう変わったかと言うと、表現するのが難しいんだけど・・・たとえ内側が道端でぷかぷか浮いていて、外に出て行っていたとしても、最初にそういうことを夢想していた私は、自分の内へ内へ自分を巻き取っていたように思うの。でも、制作を経ていくうちにその回転が外巻きになって、私がどうしたいかじゃなくて、羽が一人歩きを始めたように感じています。 J:羽は歩くんじゃなくて飛ぶんだと思うけど・・・。ただね、その辺の話を聞いていると、きついことを言うと、個人のリハビリみたいな作品を見せるな、と批判する人もいると思う。 A:純さんはどうなの?実際に壁の羽を見渡してみて、ただの内向的な作業の集積にしか見えない? J:いや・・・、そんなことはない。羽っていう先入観があるから最初は生命感を見込んで眺めはじめるんだけど、意外にもね、無機質な感覚が来る。自分が作品に無視されている気分にもなるよ。でもね、しばらくするとその無機質な感覚、それを与える何かが積み重なって、音楽が聞こえてくる。答えになってないかもしれないけど、そういう感想を持ちました。 A:そうなんだ、そっかぁ、ありがとう。確かに最初は個人的な出来事から始まった。でも、羽を貼る作業がそれをさらっていった。そして、ごめん、まだうまく言葉にできないんだけど、さらに違うところに来た感じ。手放したんだと思う。 この間、3月18日に共演する野沢さんと話していたときに、「天地創造の一翼を担う踊り」という大野一雄さんの言葉を教えてもらったのね。その言葉からばーっと映像が見えて、羽が、何かの祝祭に舞うようにも見えてきた。そして、大きな営みの中の一部、一翼、でもかけがえが無い、ということとか、いろんなことを考えた、というか、人との会話で見えたんだ。 >>>05に続く
by amingerzzz
| 2008-03-01 03:00
| インタビュー対談:山崎×新谷
|
ファン申請 |
||